檜・桧(ヒノキ)
これは檜・桧(ヒノキ)と呼ばれる原木です。名前の由来は諸説いろいろとあるみたいです。
今回はこの原木をたくみ工房で製材していたので製材から管理までの工程を紹介していきたいと思います。
ヒノキってどんな木?
特徴としては
・何と言っても白い光沢、特有の芳香です。
アロマに使用されるほどの人気をほこります。その特有の芳香からリラックス効果が高いと言われています。
・材質は杉材に比べると少し硬い材料です。(中くらいの硬さ)
・加工がしやすく、美しい見た目から構造材から化粧材まで幅広い用途で使用できる。
・水・湿気に強く耐久性に優れている木なので雨に濡れる外部や湿気のある場所(土台・デッキテラス)に使用されています。
・ヒノキに含まれる成分には殺菌効果・消臭効果があります。
※余談ですが世界最古の木造建築・法隆寺にもヒノキが使われていて、五重塔は建立から1300年が経っており、今なおその形を保持しています。
ヒノキの耐久性には驚くばかりです。
製材したのちに材料と材料の間に桟木(さんぎ)と呼ばれる木を1段ずつ敷き、材料と材料の間に空気が流れるようにしていきます。
そうすることで材料同士が密着することなくカビなどの菌がつきにくく乾燥しやすくなります。
材料として使用できる状態になるまでには長い時間がかかりますが、当社では機械・人工乾燥ではなく自然乾燥で丁寧に管理し長い時間をかけて乾燥しています。
ヒノキは見た目が美しく汎用性が高いため構造材・化粧材として使用できることから壁板・化粧柱・枠材・廻縁などに当社では積極的に使用しています。